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【イベントレポート】DroidKaigi 2024に参加しました
こんにちは。Androidエンジニアのともながです!
先日行われたDroidKaigi 2024に参加してきました。今回はカンファレンスの感想や、印象に残ったセッションなどについてご紹介をしたいと思います。
DroidKaigiについて
DroidKaigiはAndroid技術情報の共有とコミュニケーションを目的としたカンファレンスで、2024年9月11〜13日の3日間にわたって開催されました。
なんと今年は10周年ということで、歴史も開催規模も年々大きくなってきているイベントです。
私もここ数年は、オフライン開催・オンライン開催問わずDroidKaigiへ参加していましたが、今年はボランティアスタッフとしても参加をしておりました!
開催前の準備期間では登壇されるスピーカーの方々とのやりとりやスタンプラリーの計画をしたり、当日は受付に立ったりと色々なロールを経験させていただきました。
というわけで準備期間の思い出もたくさんあるのですが、本記事ではDroidKaigi当日の様子を中心にお伝えしようと思います!
会場の様子
受付のあるフロアには目をひく大きなフォトパネル。今回のDroidKaigiのロゴはポップカラーでとても可愛く、つい写真を撮りたくなってしまいました。
セッションは4~5部屋が同時並行で、会期中に合計49セッションが開催されました。日英の同時通訳が提供されているセッションもたくさんあるので、気になったタイトルは片っ端から見ていくのがおすすめです。
プリクラを撮れたりネイルアートができたりと、セッションやアフターパーティー以外でも楽しめるコンテンツがたくさんありました。(プリクラは2回も撮ってしまいました☺️)
協賛エリアではスポンサー企業のブースを回りスタンプラリーが楽しめます。私もスタンプを集めて、無事にお目当てのマスキングテープをGet。(かわいい!)
ブースを回りながらいろいろな企業のエンジニアさんとお話しできたり、久しぶりの知人にばったり会えたりとコミュニケーションを楽しめました。
印象に残ったセッション
一部ではありますが、個人的に印象に残ったセッションをいくつかご紹介します。
1. [招待講演] Android StudioのGeminiでコーディングの生産性を高める
Android Studio Jellyfish より標準搭載されたAI、Geminiの機能紹介やコーディングデモという内容でした。
弊社でも全社的にAIの活用が進んできていますが、モバイルアプリ開発の分野ではまだ使いどころがピンときていないのが正直なところ。このセッションでの一連のデモを通して普段の開発をAIがどのようにサポートできるかのヒントが得られたように感じます。
また怖くてなんとなく触れずにいたGeminiのプライバシーコントロール周りについても機密性に応じた設定ができるとのことで、抵抗感が薄れました。
今後は自分たちでもより積極的にAIを活用し、AIの能力を最大限活かせるような開発スタイルを探っていけたらなと思います!
2. GraphQLの魅力を引き出すAndroidクライアント実装
令和トラベルにジョインし、『NEWT(ニュート)』の開発に携わるまでGraphQLを全く触ったことがなく、恥ずかしながら既存のコードを参考に「雰囲気」で実装していた私…🫣
あらめてGraphQLの特徴や活かしどころについて知れそうなセッションということでとても楽しみにしていました!当日は時間の都合上セッションを直接見ることはできなかったため、終了後にオンラインでアーカイブ動画を視聴しました。
(余談ですが、今年のDroidKaigiでは早ければセッション終了から数時間でアーカイブがアップされるという魔法のようなシステムになっておりました。もともと気になっていたセッションだけでなく、ノーチェックだったセッションの評判を会場で聞き熱が冷めないうちにすぐチェックできたりと、とてもありがたく視聴させてもらいました!)
セッションは実際のプロダクト開発で得られた知見を紹介していくという内容で、Androidアーキテクチャレベルで使い方を試行錯誤されていて目から鱗でした。
これまでNEWTアプリでの実装例しか知らずに開発をしていたので、他社さんの事例との比較ができることで、GraphQLの良さを多面的に理解できました。
3. Put some 3D sparkles in your 2D app
Google謹製の物理ベースレンダリングエンジン「Filament」を使ってAndroidアプリに3Dモデルを取り入れる方法の紹介でした。
こちらのセッションはスタッフとしてスピーカのアテンドを担当したため、観ることになったのですが、そもそもFilamentの存在も知りませんでしたし、これまで携わったプロダクトでは全く触れる機会がなかった領域だけに「Androidアプリを長年開発していても、まだまだ未知な世界があるんだなあ!」と新鮮な気持ちで見ることができました。
3Dというと素人にはとっつきにくい分野に感じましたが、導入方法は想像よりとてもシンプルで、「さわってみようかな」「NEWTに入れるとしたらどのように活かせるだろう?」とつい考えてしまいワクワクする時間になりました。このようにまったくあたらしい角度からひらめきを得られるのもカンファレンスへ参加する醍醐味ですよね。
気になったセッションはまだまだ他にもあったのですが、またアーカイブなどを見つつどこかで感想など言語化できればなと思います。
(おまけ)ボランティアスタッフの思い出
冒頭でも触れましたが、ボランティアスタッフの活動の一つとして、スタンプラリーの準備をする担当をしておりました。
もともと予定にはなかったのですが、当日にスタンプラリーの景品交換ブースにヘルプで入るタイミングがあり、スタンプラリーを楽しんでいる方や「景品のグッズが良すぎて選べない…」と悩む方など、自分が携わった企画がたくさんの人に楽しんでもらえている姿を間近で見ることができ嬉しかったです!
「作ったものを沢山の人に喜んでもらえる」ということは、私が長らくBtoCのプロダクト開発を続けている一番の理由でもあるので、一見違う活動に見えても色々と繋がっているんだなあ…と感慨深くなりました。
まとめ
セッションで新しい情報に触れたり、スタッフをしたり、他のAndroidエンジニアたちと情報交換できたりと、普段の開発から一歩外に出て知見を広げられる充実した3日間でした。
すぐにでもNEWTの開発に取り入れたい!と思う内容はもちろん、クロスプラットフォーム開発やAIなどのセッションも多数ありAndroid開発をとり巻く最新情報やトレンドなどもうかがい知れることができるカンファレンスでした。
(ちなみに令和トラベルでは今回のDroidKaigiのようにあらたな気づきを得られる機会を応援する「LEARN NEW制度」があり、イベントなどの参加費用をサポートしてもらうことができます。)
あらためてDroidKaigiに参加されたみなさん、3日間おつかれさまでした!
私と同じく、来年の開催がもう楽しみ!という方も多いと思うので(笑)、最後に合同アフターイベントの紹介をさせてください。
iOSDC Japan 2024 / DroidKaigi 2024のアフターイベント開催します!
After iOSDC & DroidKaigi 2024 | Mobile LT Night
今回の「DroidKaigi 2024」と8/22~24に開催された「iOSDC Japan 2024」のアフターイベントとして、GO株式会社とnote株式会社と株式会社令和トラベルの3社合同で『Mobile LT Night』を9月30日に開催します。
当日は、各社よりiOS/Androidエンジニア1名ずつ、合計6名がLTに登壇します。今年の国内最大の2つのカンファレンスを振り返りつつ、モバイルアプリ開発に関する知見を共有しあえるコンテンツをご用意しています。オフライン・オンラインの同時開催なのでぜひご参加ください!
『【特別編】NEWT Tech Talk』のお知らせ
令和トラベルでは、定期的に技術や組織に関する情報発信を開催しています。2024年9月にプレスリリースした資金調達を記念して、10月はNEWT Tech Talk特別バージョンで開催します!
代表取締役CEO篠塚がNEWT Tech Talkに初参戦🎊 2度目の資金調達を終え、旅行業界において令和トラベルが成し遂げようとしている変革やミッション、テクノロジーに投資していく背景や目指しているビジョンについてお話します。
そのほか、毎月開催している技術発信イベントについては、connpass にてメンバー登録して最新情報をお見逃しなく!
令和トラベルでは一緒に働く仲間を募集しています
令和トラベルでは、一緒に事業成長を牽引いただける仲間を絶賛募集中です!令和トラベルやNEWTに少しでも興味をお持ちいただけましたら、ご連絡お待ちしています。
フランクに話だけでも聞きたいという方は、カジュアル面談も実施できますので、お気軽にお声がけください。